がん治療

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プロポリスについて

プロポリスとは

プロポリスとは、ミツバチが樹木の新芽や蕾、樹皮などから採取した樹液などにミツバチ自身の分泌物を混ぜたものです。
元々は蜂の巣をウイルスなどから守るための役割があります。
このプロポリスはヨーロッパでは古くから民間薬として使われており、やけどや傷の手当などに用いられていました。
最近ではプロポリスが持つ抗菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗酸化作用などに着目した健康食品が市販されています。
他にもプロポリスから抽出したプロポリス抽出物は食品添加物としても利用されています。

プロポリスはがんに効くのか

プロポリスのがんに対する効果について書かれた学術論文はじつに少なく、がん患者に投与した例は1件のみです。
しかし、この論文はがんの放射線治療の副反応を和らげる目的でプロポリスを使用しているもので、がんの進行を抑えるなどの効果は確認されていません。
他にも学会での報告例がありますが、いづれも通常のがん治療とあわせてプロポリスを使用したもので、抗がん剤の副作用を和らげる効果が確認されたようです。

プロポリスの副作用

プロポリスの副作用として報告されているものは多くが皮膚炎です。
皮膚炎の副作用は古くからしられているもので、アレルギーによるものと考えられています。
経口摂取やトローチでは口内炎、化粧品などの外用では湿疹などが報告されています。
プロポリス中のアレルゲンが喘息患者の症状を悪化させた報告があるため、喘息の方はひかえたほうがいいでしょう。
他にもはちみつなどにアレルギーがある場合も、プロポリスの使用を避けるとされています。

プロポリスのまとめ

プロポリスはがん患者が使用している健康食品のなかで2番目によく飲まれているものですが、プロポリスのがんに対する効果を報告する学術論文はありません。
わずかにあるものは通常のがん治療の副作用を和らげたことを示唆する程度でした。
プロポリスもアガリクスと同様、がんに効くかのような宣伝が多くなされているのにも関わらず医学的根拠にとぼしく、プロポリスのがんに対する効果は個人の体験レベルに留まっています。

国立琉球大学の教授が開発した沖縄もずく由来フコイダン

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