がんの症状について
がんの代表的な症状
がんには特異的な症状はないものの、次のような症状が代表的なものです。
・しこり・腫れ
・出血
・痛み
・しこり・腫れ
体の表面に近いところでできたしこりや腫れは、手で触れたり、目で見て確認できる場合があります。
乳がんでは乳房に、甲状腺がんではくびの前側にできたしこりを触れることがあります。
胃がん、肝がん、すいがん、大腸がんなどの腹部にできたがんは、おなかにしこりを触れることがあります。
他にはわきの下や腿の付け根などのリンパ節が腫れてきて受診し、がんが発見されることもあります。
ただし、リンパ節の腫れはがん以外の病気にもおこるので、それだけでがんだとは言えません。
・出血
がん細胞からの出血は、がんの種類や発生した部位によっていろいろな症状となって現れます。
代表的なものは血痰・吐血・喀血・血便・血尿などですが、がん以外の病気でもおこるため、これらの症状からがんだとは言えません。
・痛み
がんの病巣が骨や筋肉、神経をおかしたり、神経を圧迫したりするといろいろな痛みがおこってきます。
食道がん・肺がんなどでおこってくる胸痛、脊髄腫瘍などでおこる背部痛や腰痛など、痛みはがん特有の症状ではないものの、もっとも強く自覚できる症状です。
いままでに感じたことがない強い痛み、時間を追って痛みが強くなる場合などは、がんをはじめ重い病気のことがあるので、早めに医師の診察を受けましょう。